2013年9月9日月曜日

展示作業2日目


一日の始まりはコーヒーから


「2日目」

本日、展示作業2日目。
今日もまた歩いて美術館へと向かいます。


アパートを出てすぐ目の前の坂を上ると、レーニン広場と教会広場を東西に結ぶ、ハバロフスク1の目抜き通り”ムラヴィヨフ・アムールスキー通り”に出ます。





華やかなお店が数多く立ち並ぶ、とても活気のある通りです。



ムラヴィヨフ・アムールスキー通りをアムール川の方角へ。ウスペンスキー聖堂のある広場に着いたら、極東美術館は目と鼻の先です。

ウスペンスキー聖堂
極東美術館



美術館に着くとアレックスさん(ミュージアム・ゼネラルマネージャー)が、丁度今出来上がってきたばかりの展覧会バナーを持っていました。


「見ても良いですか?」
「もちろん!







作業開始

まず始めに、天井から吊すモビール以外の作品から。


新たな命を授かった女性
蝶は死者の魂の化身とも言われています
蝶たちは飛び立ち
集まり
再生していきます


作品名 「祈 молитва 」 
今回の展覧会のシンボリックな作品となりました。

普段作品に対する制作意図をお話することはあまりございませんが、”より多くの人々に伝えたいのであれば、より伝わりやすい手段を選ぶべきだ” という考えのもと言葉を添えました。
私がハバロフスクに滞在するまさにその時アムール川は氾濫し、数多くの人々が被災しました。現在も被害は拡大し続けています・・・
日本で、ロシアで、世界中で・・・

1つ1つの蝶に、想いを込めて展示させて頂きました。




「ランチを食べに行こう!」
と、グレゴリーさん(ミュージアムショップのボス)に誘われ、美術館近くのレストランへ。


ビュッフェスタイル
とっても美味しい!
ボルシチを食べる(?)グレゴリーさん


ビュッフェスタイルのレストラン。お店は道沿いに在るわけではなく少し奥まった場所に在り、目立った看板も見当たらないため観光客が入るのは困難だと思われる。ランチタイム(なぜだか1時頃が一番込み合う)には、いつも近くで働く人達でお店は一杯になるとのこと。

グレゴリーさんはボルシチのスープだけを飲み干し、中味の野菜は全く食べていません。お店の中で聞くのも何なので、後日理由を聞いてみました。

「私は本当に美味しいボルシチを知っている。あの店のは悪くないんだけどね。」

なんて言っていました。(ビュッフェなんだから他のスープを持ってこればいいんじゃない?)



美術館に戻り作業再開



「!!! 」時間がありません。
閉館時間の18:00までに全ての作業を終えなければ!!


18:00 ジャスト。ようやく形になりました。
(モビールを吊っている写真はありません。写真を撮る余裕などありませんでした)


そそくさと帰り支度を済ませ出口へ向かうと、ライフル銃を肩から下げた守衛の人に、”早く出て行け!” と云うような目で促されました。(怖っ!)



明日はいよいよ展覧会初日です!




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