「風鈴をつくろう」 夏休みワークショップ第2弾「風鈴をつくろう」が、8/1(日)岐阜県美術館・実習棟にて開催されました。
第1弾の「ブックカバーをつくろう」に続き、今回のワークショップも驚きの連続で、とても楽しい一日となりました。
10:00 ワークショップ開始。
まずは下絵作り(資料さがし)のため、おとなり県図書館へ移動。の前に、簡単な制作のポイントや注意点などを、実演を交えながらのレクチャー。実際のところ言葉で説明しても、”体感”してみないとわからないことが多いので、そんな話は早々に切り上げ全員で図書館へ移動。
何かの参考になればと、現在開催中の「絵本のなかの住人たち」展をみんなで鑑賞した後、各自閲覧室での下絵作りにはいりました。
「ブルーインパルスが作りたいんですけど・・・」、
「アサガオはツルも入れた方がいいですか?」
「やっぱりもう一匹金魚いれてみました!」
と、どの子も作りたい物が明確なうえ、さらにクオリティをあげようとする姿に、「モノ作りの基本だな!」と、改めて感じさせられました。
12:00 昼食
13:00 実習棟にて制作開始。
13:00前にすでに作りにかかっている子が何人もいました。(よ~くわかります。描きたいものがあって、すぐに描かないテは無い!)13:00の段階では、ほぼ全ての子の手が動いていました。
今回は”風鈴の短冊部分を切り絵でつくり、鈴はアクリルでペイントする”と、やることが一杯です。
うまく時間配分しないと完成できないかもしれません。多少の心配はありましたが・・・蓋をあけてみれば何て事はありません。意識的か無意識なのか、みんな上手に時間を使って完成させていました。
途中進行具合を見て回っていると・・・
居ました! マンガやTVでよく見かける、”顔に絵の具がついてる女の子”(真剣な表情がまたいい感じです。腕のタトゥもかっこいいぜ!!)
となりのテーブルはどんな感じかな?・・・
居ました! ”もの凄い精密さで切り絵をつくる女の子”。手のひらサイズに6人の人間。先頭を行くステッキを持ったシルクハットの紳士は、鼻はもちろんヒゲまで精密繊細に切り抜かれています。”恐るべし” (画像がボケボケで細部までは見えませんが、この素晴らしさはそれでも伝わると思います。)
15:00 制作終了・発表会
前回同様、みんなの作品を囲んでの意見交換発表会。
自分以外に気になる作品を言い合うため、呼ばれた子は照れくさそうでありながらも、どこか誇らしげでみんないい顔をしていました。結局は個人の趣味の話なので、呼ばれなかった子も呼ばれた子同様素晴らしいモノを作っていました。一番大事なのは「自分が作りたいと思うモノを素直に作ること」だと思います。
一つ私目線で気になるものを・・・
作品写真の中央あたりにある、コウモリの切り絵の風鈴。コウモリにまたがった少女の切り絵がユラユラと動く上に、月夜を歩く子供たちがペイントされた風鈴です。実際本人には聞いてはいませんが、彼女のなかには壮大な物語があることでしょう。全体で物語性がうかがえ、絵本を1冊つくれそうなくらいです。
*今回も(次回モビールも)応募者多数により抽選で外れ参加できなかったみなさま方、誠に申し訳ございませんでした。10月よりキッズクラスの教室も始まりますので、機会がございましたら是非そちらにご参加下さい。
次回はワークショップ第3弾「モビールをつくろう」です!