2013年8月5日月曜日

ワークショップ in ロシア





極東美術館での個展会期中、美術館内にてワークショップ ”江戸紋切りあそび” を行います。
ワークショップの内容はいくつかの案の中から、「ロシアの子供から大人まで、誰でも手軽に楽しめるモノ」という事で、江戸時代に庶民の間で流行っていたという江戸紋切りあそびに決定いたしました。


「江戸紋切りあそび」


今では「決まりきったツマラ ナイもの」といった意味で使われる「紋切り型」という語。
その語源は文字通り紋を切り抜くための型であり、江戸時代、人々は家紋を紙に切り出す遊びに興じていたという。

紙を数回折り畳んで型紙通りに鋏をいれ、紙を開くと、美しいカタチが現れる、これが「紋切り遊び」だ。

はじめは紋を描く職人の型紙制作の技術として発展したものが、町人たちの間にも広まり、教本も売りだされて、寺子屋や遊郭で嗜まれたらしい。

家紋は長い間、貴族や武士階級のものであり、身分を見分けるしるしとされたが、町人が力を蓄えた江戸後期には、役者が舞台で使いはじめ、町人も家紋を身につけるようになった。
新たな紋が生み出されては流行し、着物をはじめ様々な意匠に応用されたのもこの頃とされる。




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