2013年10月22日火曜日

ハバロフスクの住人たち・5




「ロシアの入学式」

9月1日(月)
この日、極東美術館のお隣り「極東シンフォニー・オーケストラのコンサート・ホール」にて、ジバエードフさんが出演する舞台が行なわれました。


1日は月曜で美術館も休館日でしたが、所用もあり昼前に美術館へ行くことに。

前日にグリーシャさんから、

「明日はここで小学校の入学式があります。」

と聞いていたため、ジバエードフさんの出演する舞台の前に、ロシアの入学式というものを見ることができるかも?と、楽しみにしていました。





ロシアの学校では、6・7・8月が夏休みです。私がハバロフスクにいる間、街を歩いていても制服を着た子供たちを見かける事は皆無でした。(普段はこんな格好で学校に通っているのでしょうか?)



美術館での用事を済ませ、グリーシャさんとミュージアムショップで話をしていると、徐々に辺りが騒がしくなってきました。

「おっ、いよいよ入学式のはじまりか?」

”ロシアの入学式”を一目見ようと、騒がしい入り口の方へ行ってみると・・・

熊と虎がミーティングをしていました。(出待ちですね)

いざステージへ!

「みんな集まって〜、記念写真を撮りますよ〜!」


「ロシアの学校」

ロシアの学校(教育)は、3−6−2制の11年制で、”ショコーラ”と呼ばれる普通学校、もしくは専門学校に6才(7才)から通います。義務教育は9年間で、国立学校は授業料が無料です。固有の学校名を持たず「第123学校」というように、番号で名付けられています。

9月1日は「知識の日」という祝日で、子供たちの入学を盛大に祝います。



楽しくて踊らずにはいられないのでしょう!





セレモニーが始まりました。子供たちがホントに可愛いです。
「僕の入学式はどんなだったかな〜?」と、私自身の小学校の入学式を思い出そうと試みるも、全く何も出てきませんでした・・・少なくとも軽快な音楽が流れる中、キャラクターが登場し、友達と輪になって踊ることは無かったでしょう。



子供たちが集まって来る前に撮影。



そうこうしている間に、舞台の開演時間も迫ってきていたため、急いでコンサートホールへと移動します。私たちはジバエードフさん・リョーコさんの後について、裏口から楽屋前を通り会場に入らせていただきました。

極東美術館のお隣り「コンサート・ホール」

舞台のプログラムです。


ご用意頂いた席に座り辺りを見渡してみると、そこには先程まで美術館でセレモニーを行なっていた新入学生の子供たちが座っていました。つまりはこの舞台観賞も入学式のイベントの中の1つなのでしょう。(素晴らしい入学式です)


言うまでもなく、ジバエードフさんたちの舞台は素晴らしく、子供達もワイワイ言いながら、とても楽しんでいる様子でした。






「ロシアの結婚式」



この時期の週末、街角ではめでたく結婚したカップル達の姿を、そこかしこで見かけます。


ロシアの結婚式は、役所で行なわれます。
役所では必要な書類を作るだけではなく、職員が司会進行も務め、指輪の交換等いわゆるが行なわれます。

式の後は、飾られた車に乗り込み市内の名所を廻ります。

開け放たれるのを待ち侘びる鳩たち。

新郎新婦を祝う友人たち。(やんちゃ過ぎます)

名所廻りの後、夕方から結婚披露パーティーが開かれます。

雨の日もあります。(新婦が可哀想)


余計な事ですが・・・一説によれば、ロシアの離婚率は”世界一”だそうです。専業主婦という言葉はなく夫婦共に働きます。教育費も無料です。
つまりは離婚後、女性が自立して生活できる(十分とは言い難い)社会があるために、容易に離婚してしまうという事なのでしょうか?(あくまで要因の1つです)



アムール河を眺めるふたり、末永くお幸せに。








ある日の夕食。久しぶりに美味しい料理を食べようと、少し高そうでしたがお洒落なレストランに入ってみました。
階段を下り席へ通されると、何やら奥の部屋が異常に盛り上がっています。
結婚披露パーティーの真っ最中でした。
中の様子を伺う事はできませんが、カーテンの隙間から覗くその景色は、”幸せいっぱい”といった感じでした。

末永くお幸せに!






「ロシアのお爺ちゃん・お婆ちゃん」


颯爽と歩くお婆ちゃん。可愛い服ですね。

散歩中(?)の仲良しさん。

絵に描いたようなご夫婦です。

背中に歴史を感じてしまいます。


”いいですよねぇ〜”




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